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妄想から生まれたSS

作者:ID:OvNN9LA6氏

アリスゲームを終え
傷つきながらもめぐのもとへ辿り着く水銀燈
鎖のようにつながれためぐの身体が痛々しい
自分が力を使ったせいか 苦しそうなめぐの表情が
水銀燈の胸を締め付ける

小さな光のかけらをそっと取り出すと
めぐの胸元へ手を伸ばす
かけらはそのままめぐに吸い込まれていく

それでもめぐは苦しそう
その表情に目を逸らしながらも 水銀燈は一つの決意をする

めぐの病室が一瞬だけ明るくなり
再び心音計の音だけがその部屋に響く


暖かい これは

水銀燈?

めぐの夢の中でやさしく微笑む水銀燈

目を覚ますめぐ
病室には誰もいない
でも確かに感じる これは 水銀燈


教会へと向かうめぐ
鞄を開くと じっと目を閉じたままの水銀燈

呼びかけても目を開かない
まるで人形のように…

胸に手を当てるめぐ
そして

 「あなたの想いいは この胸に確かに残っている
  私はずっと忘れない」

 「あなたは水銀燈 誇り高いローゼンメイデンの第1ドール

  そして 心優しい私の天使」



数ヵ月後…
普通の人生を手に入れつつあるめぐ

彼女の部屋の一角には 暖かく包まれるように   あの鞄が…置かれている

その中には…

 銀色の…髪の… 美しい少女が…


   少女が…    今も… 眠り続けている…